「雪」

寒さが一段と厳しくなってきました。皆さん、規則正しい生活をして栄養バランスの良い食事を摂って、健康を維持してください。

長野県に4年間住んでいたこともあって、冬になると何となく雪をイメージしてしまいます。雪の結晶は、大気中を漂うチリなどを核に氷の粒ができ、そこに水蒸気が集まり、木の枝が放射状に伸びるように成長していくそうです。121種類の結晶があるという研究結果もあります。また、複数の結晶が互いにくっつくことで、数センチ程度の雪片(せっぺん)ができあがり、密度が低く空気抵抗が大きいため、空からふわりふわりと舞い降りてくるそうです。

生徒の個性も多岐に亘ります。もちろん、個性と個性はくっつきます。それが校内でどんどん広がっていきます。雪片と同じように、適度な隙間を維持してくっついていきます。お互いの個性を尊重しながら、一つの集団を作りあげていくのです。その集団は雪片とは比べものにならないくらい大きなものです。しかし、適度な隙間、つまり一人ひとりの居場所が尊重されているので、つながりが強く大きいのに、ゆっくりと降りてくることができるのです。

中高6年間は、くっついた個性が綿雪のようにふわりふわりと舞い降りてくる期間なのかもしれません。6年生の皆さんの心に、おめでたい予兆の雪と言われている「瑞雪(ずいせつ)」が舞うことを心から祈っています。よいお年をお迎えください。

「姿勢」

先日、私がキャリアコンサルタントとして、中学校1年生全員に50分間のキャリアデザイン授業を行いました。テーマは「先輩になろう」です。その中で、「皆さんには多くの役割があります。大切なのは役割に取り組む気持ちです。例えば、犬と散歩に行く時に、『なんで行かなきゃいけないの』と思いながら行くのと、『よし、行こう、犬と一緒に楽しもう』と思って行くのとは全然違います。」という話もしました。

同じことをやっているのに、人によって心の中は全く違います。同じ人でも置かれた状況によって違う時があります。どうせやるなら、「よし、やろう」という前向きな気持ちになって、「犬と一緒に楽しもう」という目標を持ってやった方が効果的です。その日暮らしのような「成り行き人間」より、未来の自分を見つめた「目標人間」になりたいものです。それが、「先輩になる」ということなのです。

授業後、1年生に振り返りをしてもらいました。そこには、「残り4ヶ月弱の学校生活では、2年生になった自分を想像して、目標を立てて過ごしたい」、「役割に取り組む気持ちを向上させ、もっと自分の中で考えを深めたい」と書いた生徒もいました。入学してから8ヶ月、家庭で、授業で、クラスで、学年で、部活動で、習い事で、心も身体もしっかりと伸びている13歳です。学年目標「美しい姿勢を保つ」を、あと4ヶ月弱で達成できそうな生徒たちです。