「ファーストペンギン」

2月17日(土)に、「第1回新入生と保護者のための説明会」を行いました。一般入試、特待生入試、ポテンシャル入試、適性検査型特待選抜入試に合格した、「多様な力」を持った小学生が集いました。新入生たちは緊張した面持ちでしたが、お互いに自己紹介をしてもらった時には、笑顔が溢れていました。説明会では、創立109年目を迎える中村の「20世紀からの伝統」を心に刻み、「21世紀からのキャリアデザイン」を実践し、私たちが追求する「22世紀型教育」を自分のものにしてほしい、という校長としての思いを語りました。

説明会終了後、私は、「宇宙よりも遠い場所」というアニメを思い出しました。この作品は、何かを始めたいと思いつつ最初の一歩が踏み出せない女子高校生が、南極行きを切望する同学年の仲間と出会い、南極を目指す物語です。

新入生たちは、友だちのいる地元の中学校ではなく、中村中学校を選びました。この12歳の決断は正に、新天地への「最初の一歩」です。不安を恐れず勇気を持って挑戦する姿は、「ファーストペンギン」と言ってもいいでしょう。南極を目指すことも、中村を選ぶことも、集団の中に埋もれていては困難です。誰かがやってくれると思っていては、自分で歩んでいくことはできません。多くの人の支えに感謝しつつ、自分の意志で海に飛び込む強い気持ち。このような主体性を持った新入生が、109年目の中村に薫風を吹かせてくれるでしょう。