「非凡」

「喜んでいいのにそれほど喜ばない、心配しなくていいのに必要以上に心配してしまう」

人生にはこんな場面が少なからずあります。喜びに鈍感で憂いに敏感であると言ってもいいかもしれません。「一喜一憂」という言葉通りに、状況の変化があるごとに喜んだり心配したりすればいいのですが、なかなかそうはいきません。大きくないと喜びと認められないストイックな自分がいたり、小さい憂いも大きく捉えてしまうデリケートな自分がいたりします。

何回失敗しても負けないで、そのたびに立ち直って頑張るという意味で「七転八起」という言葉が使われます。この言葉に圧倒されてしまう人もいるでしょう。「挫折する度に困難に立ち向かって乗り越えていくなんて私には無理だ」と諦めてしまう人もいるかもしれません。

「一喜一憂」も「七転八起」も難しいと言うのであれば、いっそのこと「七転八倒」はどうでしょう。もがき苦しむばかりで辛いかもしれませんが、喜ぶことも起き上がることも求められていない分、変なプレッシャーを感じる必要はありません。転んで、倒れて、苦労しながらも、できることから地道にこなしていく。当たり前のことを当たり前に実行していく。すべきことに一つずつ挑戦していく。

凡事を積み重ねていくことが「非凡」を生み出すのですから。