「試験問題は友だち」

6年生の皆さん、中学入試が近づいてきました。「ドキドキ」している人もいるでしょう。「ハラハラ」している人もいるでしょう。受験生の皆さんは全員、大なり小なり緊張感を抱いて毎日を過ごしていることでしょう。

「いつも通り、冷静に」と自分に言い聞かせている人もいると思います。自律心を持っている証拠です。「心をコントロールして勉強に取り組むことが大切だ」と状況を客観的にとらえることができている証拠です。素晴らしいことです。

しかし、緊張感をすべて取り除くことはなかなか難しいことです。そうであるならば、「少し緊張していた方が力を発揮できるんだ」と視点を変えてみてはどうでしょう。「適度な緊張感は、心と身体を引き締めてよいパフォーマンスを生み出す」と言われています。

試験問題は戦うべき「敵」ではありません。協力して取り組むべき「友だち」なのです。試験問題が自分に求めていることを素直に受けとめて、自分がその求めていることに対して誠実に答えていく。出題者がどんなボールを投げてきてもキャッチする、そして採点者が取りやすいボールを投げる。試験問題と自分の学力がよきパートナーとして、「キャッチボール」をするのだと思ってください。

こんな気持ちで試験を受けてみてください。そうすれば、心地よい緊張感が生まれ、今まで培ってきた力を思う存分発揮することができます。