「巧偽拙誠」

本校は5月16日に、創立110周年を迎えました。明治42(1909)年、「江東の地に女子教育の灯をともす」という創立者の理念とともに開校し、江東区唯一の女子校として地元の皆さまに見守られて、明治、大正、昭和、平成を経て令和を迎えました。110年間、地域の皆さまに支えていただいていることに、私たちは深い感謝の念を抱いています。

先日は、森下文化センター(江東区施設)のご厚意で、展示「中村学園110年の歩み~不死鳥のように~」とトークショー「110年の宝石箱をあけて」を開催させていただき、1週間で350名ほどの方々にご来場いただきました。また、猿江恩賜公園で行われた江東こどもまつりでは、吹奏楽部が「親子で楽しむ音楽会」を行い、ボランティアの生徒27名がさまざまなイベントのお手伝いをさせていただきました。通常の学校生活においても、放課後に部活動単位で、校舎前面にある清澄公園の清掃をすることもあります。また、1ヶ月に1回、おやじの会(在校生のお父さま方の会)の皆さまが、学校周辺の清掃を広範囲にわたってしてくれています。

地元の方々が温かいまなざしを持って生徒を見守ってくださること、生徒・教職員がそのことに対してご恩返しをしようという意識を持って行動していることは、110年という長い月日の中で育まれた、偽りのない誠意と真心の表れであると感じています。世の中がグローバル化すればするほど、身近な人々と正直に繋がる心が大切だと信じています。