【心の中の宝物」

先日、「卒業生を囲んで」という行事が行われました。大学在学中の先輩たちが後輩たちに、学習方法・生活習慣・入試体験・キャリアデザイン・大学生活などを、自分の言葉で語りかける講演会です。4年生(高校1年生)に向けて2人の卒業生が、大学受験について次のように話してくれました。

「受験をするということは、頑張って合格して入学したという充実感をもたらしてくれる」「受験をするということは、特別な努力をやり遂げたという自信を与えてくれる」

2人とも一般受験で大学に合格した卒業生です。平日は5時間以上、休日は10時間以上の勉強を継続して、確実な学力を身に付けていったそうです。もちろん、「大学でこんなことを学びたい」という行動の原動力はありましたので、それが堅実な学習習慣へと繋がり、学力の伸長となって表れ、合格へと結びついたことは確かです。

2人が大学受験で得たものは学力だけではありませんでした。それは、自分でも見ることのできない「心の中に生まれたもの」でした。定員があるという意味では、受験は競争です。競争に勝つために努力するのは、受験生全員に共通していることです。しかし、合格した時、つまり競争に勝った時にどのように考えるかは、人それぞれです。この2人は、合格したという事実を評価するにとどまらず、合格までの自分の生き方に焦点を当てて、「充実感や自信」という宝物という存在を心の中に見つけたのです。