「紫陽花」

紫陽花の花言葉は「移り気」です。時期によってさまざまな色の花が咲くからだそうです。紫陽花寺、紫陽花電車など、多くの人をいざなう魅力的な花の割には、マイナスイメージの花言葉が与えられています。

考えてみると、私たちの心も移り気な面を持っています。「これにしよう」と決心しても、「あっちの方がよかったかな」と後悔することがよくあります。集中しようと思っているのに、気がつくと他のことに意識が引っ張られて、注意力散漫になる時もあります。その場その場で「色が変わる自分」に気づき、反省することもしばしばです。

先日、小学生の保護者の方とお話している時に、お母さまの力は偉大だなと思いました。「子どもへの愛情、明るさ、懐の深さ」などの子育てに関する軸が太いのです。もちろん、母親であっても一人の人間として、さまざまな場面で自分の「移り気」を自覚することはあると思います。しかし、子育てに関しては、振り子のように揺れ動くことなく、しっかりと根を張って、自らを律することを前提にして、子どもに接していると感じました。

移り気な紫陽花が、水滴に潤いを得て咲き誇っています。その、さまざまな色に目を向けて、梅雨を楽しむのも一興です。ちなみに、青い紫陽花お花言葉は「辛抱強い愛情」だそうです。ピンクの紫陽花の花言葉は「元気な女性」だそうです。白い紫陽花の花言葉は「寛容」だそうです。移り気かもしれないお母さまの心の中には、青、ピンク、白の紫陽花が勢いよく咲いているのです。