「遠くへ」

世界保健機関がパンデミックを宣言しました。世界中の人々が共通の意識と決意をもって、対応しなければならない状況です。皆さんも日本のことだけでなく、世界各国の状況を気にかけて心配していることでしょう。地球規模で物事を考えるということは、自分のことを後回しにすることでも、自分を最優先することでもありません。他の人と自分を同時に考えていくということです。まさに今がその時です。私たちが、世界の人々に思いを馳せるのと同時に、自分に何ができるのかを考えて行動する時です。

しかし、一人でできることには限界があります。人と繋がることによって、その範囲は広がっていきます。最初は多くの人々でなくていいと思います。たった一人でも、繋がる人を見つけることができれば、そして、深く繋がっていければ、多くの人々と繋がる扉を開くことができます。そのためには、自分が考えたことを伝えるだけでなく、自分の感情を表現することが有効かもしれません。思考だけを理解し合うよりも、感情も理解し合う方が、より一層心と心の結びつきが強いものになるからです。

私たちは目標に向かって早く進もうとする傾向があります。合理的に物事を考えたり、効率を重視して行動をコントロールしたりします。それ自体は悪いことではありません。しかし、もっと遠くの目標に到達するためには、他の人との協働が必要です。無駄を省くだけでは、一人で歩き続けることは困難です。アフリカの先住民族の諺に、「早く行きたければ、一人で行きなさい。遠くまで行きたければ、一緒に行きなさい。」という言葉があります。一緒に、遠くまで行きましょう!