2024年4月1日付で本校の新校長に遠藤 行巳(えんどう ゆきみ)が就任いたしました。
これまで同様、建学の精神「機に応じて活動できる女性」の育成を目指し、未来からの留学生である生徒一人ひとりを大切に育んで参ります。
どうぞよろしくお願いします。
以下、4月8日に行われました入学式での式辞となります。
新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。保護者の方々・ご家族の皆様にも、心からお祝い申し上げます。
本年もこのように盛大な入学式を挙行できますことを大変嬉しく思います。
皆さんは私立学校に入学されました。今日からは私学人として、そして本校の生徒としての第一歩を踏み出し、希望に満ちた学校生活を送ることになります。
私学人とは伝統と他にはないしっかりとした教育目標を持ち実践していく私学教育の場に関係した人たちすべての人を言います。
本校は1909年、明治42年に創立され、学校設立趣意書の中に「江東の地に女子教育の灯りをともし続ける」とあり、後の校訓「清く・直く・明るく」を人間形成の柱にしてきました。
あなたたちは未来において輝くために、今ここ中村中学校・高等学校にいるのです。未来からの留学生としてここにいるのです。自己管理能力を向上させ、機に応じて活動出来る生徒になって欲しいのです。学力はもちろんですが、それだけではなく、未来を予測して計画を立てる力・問題発見能力・多面的、総合的に考える力・コミュニケーション力・他者と協力する力・積極性なども身につけていかなければなりません。これらを体得していただくため、私たちは中村学園が長い歴史の中で培ってきた教育の精神を元に生徒一人ひとりを大切に育んでいきます。
また、本校の校章はミツガシワです。ミツガシワは白い小さな花が下からだんだん上へと咲き上がっていきます。花言葉は「表現する」です。どうか皆さんも最初の一歩を踏み出してください。どんなに小さな一歩でもかまいません、踏み出すことが大切なのです。その一歩がミツガシワの花のように上へ上へと歩みを進めるのです。そして花言葉のように自分自身を表現できるようになるのです。この中村中学校・高等学校での生活を大切にしてください。そしてそれぞれが希望をかかげて力強く邁進していくことを心から願っています。
最後になりましたが保護者の皆様には、本校の教育に対するご理解とご支援をお願いいたしまして、本日の式辞と致します。
令和六年四月八日
中村中学校・高等学校 校長 遠藤行巳